2015年11月5日木曜日

建築中の「台湾舞台芸術センター」  旧・士林市場の臨時美食街

士林と聞けば反射的に夜市が浮かぶほど毎度お馴染みの夜市はMRT士林~剣潭駅までに広がる大きな夜市です。
最近 高雄などに人為的な巨大夜市が作られてますが、歴史に裏打ちされた士林夜市にはかなわないですね。やはり、色んな面で台湾一でしょう。
でも私達地元民は周辺でウロウロしても観光化され過ぎた夜市の中心部には入りません(笑)。

国語辞典を引くと士林の「士」は義士・国士・紳士・壮士・文士・名士・学士・棋士・修士・博士 ・弁士 等に使われるように「成人した男子。学識・徳行のあるりっぱな男子。特別の資格・技術を身につけた人。」の意味を持っています。
片や「林」は山林・樹林・植林・森林・竹林・梅林・密林・原生林・学林・芸林・辞林・書林・僧林・林立などに使われるように「樹木の集まり生えた所。多くの人や物の集まり。 立ち並ぶさま。」などの意味を持っています。

「名は体をあらわす」か「体は名をあらわす」か、どちらが後先かは知りませんが、戦前では海外初の日本語学校、南洋植物研究所(現・士林官邸)など、戦後はあの故宮博物院、日本人学校、アメリカンスクール、数校の大学、国立台湾科学教育館、台北市立天文科学教育館など台湾唯一の学芸地区として君臨しております。
学校、塾が多く、学生・若者が多い、という特徴が若者達の放課後の空腹を狙って屋台が増え、それが夜市の発展した理由だというのが通説です。

前置きが長くなりました。この士林地区の台北メトロ(MRT)剣潭駅前に世界的に有名な建築家レム・コールハース(Rem Koolhaas)設計の「「台湾舞台芸術センター」が2016年のプレオープンを目指して建築中です。
この台湾初の伝統演劇の上演を目的とした「台湾舞台芸術センター」は特徴的な外観と地下1階地上12階、合計3100席の3つの劇場を擁し、舞台は伝統演劇の上演に最適な造りとし、西洋式の舞台では不可能だった空間を実現させる。というコンセプトで建設が進められています。
「日本時代の士林公有市場」
士林観光夜市の一隅にあり、夜市グルメの定番スポットとなっていた日本時代の士林公有市場は、老朽化のため剣潭駅前に設けられた臨時市場へ2002年に移転。
「現・士林市場」
旧建物のデザインを復旧し、主に地下1階に飲食店舗が入っています。
士林市場の飲食街が慈誠宮前に戻ったことにより、大南路、大東路のショッピング街と合わせた巨大なナイトマーケットが形成されています。

「役割を終えた臨時市場の店舗」
新しい士林市場が出来た事により役割を終え解体されました。
臨時市場の跡地は「台湾舞台芸術センター」に生まれ変わります。
完成予想図
2015.11.03現在