2011年11月25日金曜日

「普茶料理」

「普茶料理」坂口楼 ★★

江戸時代初期中国福建省から禅宗の一つである黄檗宗の伝来と一緒に伝わった中国式の精進料理が普茶料理である。法要や仏事の終了後に僧侶や檀家が一堂に会し、茶を飲みながら重要事項を協議する茶礼に出された食事が原型となっている。

一つの長方形の座卓を4人で囲み、一品ずつの大皿料理を分け合って食べるという様式が非常に珍しがられた。料理においても中国風のものが多く、巻繊・油磁・雲片・「もどき」料理などがある。
こうした普茶料理は、精進料理というよりは異国情緒を味わうものとして黄檗宗の寺院ばかりでなく、料理屋や文化人など、民間でも広く嗜まれた。

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